• 幸せな家庭と活き活きとした社会を築くために!!

3.人生の幸福と経済社会の活力の源泉としての結婚ーキリスト教の結婚観

【2】神道の結婚観
WikiPediaによると、「神道(しんとう)は、日本の宗教。山や川などの自然や自然現象、また神話に残る祖霊たる神、怨念を残して死んだ者などを敬い、それらに八百万の神を見いだす多神教。自然と神とは一体的に認識され、神と人間とを取り結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされた」わが国日本独自の民族宗教。

「聖書」や「コーラン」に相当する聖典はないが、奈良時代に記載された「古事記」や「日本書紀」が教義的な拠り所になっています。同じ地域(集落)に住む人々が共同で祀る神道の神のことを氏神(うじがみ)と言い、同じ氏神の周辺に住み、その神を信仰する者同士を氏子(うじこ)という。地域の氏子から、広くは日本国民全体の安寧を祈る。氏神は、現在では、鎮守(ちんじゅ)ともほぼ同じ意味で扱われることが多く、氏神を祀る神社のことを氏社と言います。いわば、神社がキリスト教の教会、仏教の寺院、イスラム教のモスクに相当します。

神社本庁のホームページ(http://www.jinjahoncho.or.jp/iroha/otheriroha/shinzen/)によると、氏神に奉仕し祭儀や社務を行う神社の神主が、神さまのおはからい(御神縁)によって結ばれた男女二人が神さまの前で、人生の苦楽を共にして明るく楽しい家庭を築き、子孫の繁栄をはかることを誓い合う「神前結婚式」を取り計らいます。

この神前結婚式は家庭の床の間に、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の御神名の掛軸や、自ら信仰する御神名、また縁起物の絵画の掛軸などを飾り、その前に御饌御酒をお供えして祀り、この御神酒をを三三九度 により新郎新婦が戴くことで、夫婦の契りが結ばれるという信仰に基づくものです。現代は、式場が家庭から神社、結婚式場へと式場が移る傾向が多いのですが、この考えには変わりはありません。

神前結婚式は、新郎・新婦の新しい出発を祝う式で、日本国民の間で人気は高いのが実情です。